ネパール派遣のJICAボランティアによるスポーツ分野での活動
1.バレーボール
隊次:平成22年度4次隊(2011.03.24~2013.03.23)
概要:オリンピック輩出選手強化、バレーボールの普及、指導力の底上げに取り組んだ。
警察:NPC(Nepal Police Club),私立学校(Diep Joti)の練習見学
クラブチーム(Jawalakhel Volleyball Training Center)の直接指導
International Gamesの計画,指導助言
Dangadhiへの国体視察
全国審判・指導者講習会(Referee & Coach Training Coase)
女子ビーチバレーボールチームの指導
Western Regionalチームの指導
International Gamesの計画,指導助言
Western Regional在住のナショナルチーム候補選手の指導
これらの活動の結果,全体のチーム力が上がり,これまで常勝チームだったポカラのチーム(Gyanubaba)に対抗し,ポリスチームやAPF(Armed Police Force)チーム,さらにカトマンズのクラブチーム(New Diamond Volleyball Club)も力を付けてきた。また審判・指導者講習会の開催により,ハンドシグナルをはじめとする審判技術の向上に寄与した。
2.空手道
隊次:平成20年度3次隊(2009.01.08~2011.01.03)
概要:
ネパール空手の実力調査を実施。
基本技が伴っていないため、日々の練習にて底上げを図る。
空手道場の巡回指導の実施。
配属先である空手連盟コーチへの技術指導の実施。
その他全国コーチへの指導講習会の実施。
大会に向けての強化合宿による技のパワー・スピードアップへの取り組み。
「南アジア大会」と「アジア大会」の2つの国際大会に参加した。南アジア大会での空手が好成績(大会結果は金3・銀2・銅2)。アジア大会ではメダルまで後一歩であった。
3.柔道
隊次:平成20年度3次隊(2009.01.08~2011.01.03)
概要:
ナショナルチームのトレーニング計画策定
チームへの基本技習得と実践的訓練の実施
ナショナルコーチへの指導
コーチに対する基本技の研修の実施
必要に応じて主な柔道選手所属チームへの指導
地方地区に対する講習会の実施
講道館昇段審査の実施
選手権大会参加の合宿の実施
世界柔道選手権大会、(東京)アジア柔道選手権大会2回(中国、台湾)南アジア競技大会、(バングラディシュ)、マーシャルアーツ大会(タイ)と全国際大会に大会出場し大会を積み重ねてのナショナルチームの強化を実施した。南アジア競技大会で4個の銅メダルを獲得した。