令和6年度外務大臣表彰 上村義治氏 

令和6年8月1日
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令和6年度外務大臣表彰
トリブバン大学国際言語キャンパス日本語学科主任教員 上村義治氏


 8月1日、日本国外務省は、トリブバン大学国際言語キャンパス日本語学科主任教員の上村義治氏に対して、令和6年度外務大臣表彰を授与することを発表しました。
 
 上村氏は、2004年から20年間にわたり、同学科の主任教員として、初学者から上級者に至るまでの日本語教育を行ってきました。語学に加えて、同キャンパスでは、日本の文化、歴史、文学等の講義も行っています。また、上村氏は、ネパール日本語教師協会(JALTAN)の顧問として、日本語能力試験(JLPT)、日本語弁論大会、日本語歌唱大会といったJALTANの文化活動に対する助言を行ってきました。このように、同氏は、ネパールにおける日本語及び日本文化の裾野の拡大と上級日本語話者の育成に尽力してきました。
 
 また、上村氏は、カトマンズ補習授業校の運営委員として、ネパールにおける日本人子女の教育環境の向上にも取り組んでいます。今回の表彰では、同氏の当地日本人社会に対する貢献も高く評価されました。
 
 長年にわたる日本文化の普及・促進、日・ネパール間の相互理解と友好関係の深化に対する多大な貢献が認められ、上村氏は令和6年度外務大臣表彰を受賞することになりました。
 
 日本大使館は、上村氏自身に加え、同氏がこれまでに指導した生徒や共に働いた日本語教師の一人一人が、日本とネパールの架け橋となり、将来にわたって両国の友好関係を支えてくださるものと確信しています。
 
 外務大臣表彰は、多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人および団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としています。


外務省報道発表
当館報道発表